とうとうワタシも東野圭吾デビュしちゃいマシタ。
すっごい読みやすい。
ちょっと拍子抜け。
「レミゼ」の後だから余計にそう思える。

長野の実家に帰るタメ、バスツアーに参加する妻・直子と娘・藻奈美。
そして事故。
奇跡的に助かる藻奈美。
しかし小学生の藻奈美の肉体に宿るのは、妻・直子の魂であった。

というハナシ。

娘なら父親として接するコトが出来るのに。
妻ならば夫として接するコトが出来るのに。
どちらでもあり、どちらでもナイ存在になってしまった直子。

置いてけぼりにされる寂しさだとか。
ソコからくる嫉妬だとか。
お互いの気持ちがぶつかり合って、もうどうすりゃイイのか判んナイよ。
なんて気持ちがスゴク共感出来る。
こんな奇妙な設定じゃなくても、日常生活でこういうコトってあるよね。

そしてラスト。
平助の決断、直子の決断に号泣。
夜ベッドの中で読んで、翌日人相が変わるくらい(笑)

というワケで以下ネタバレゴー。





真相が判ったトキには直子に怒りマシタ。
そんな嘘付いて騙して、ソコまでして妻の立場から解放されたいんだ。って。

けども直子の決断は、2人の秘密から夫を解放してあげたんだね。
自分1人だけで背負っていこうと。
コレも「愛する人の幸せのタメに」の決断。

だけどこんな終わり方ヤダよう。
切ない・・・というか、虚しいというか、やるせナイといか。
ぴったりの言葉が見つからナイけど。
とにかくヤダ。

あと事故で大切な人を失うのは、やっぱツライなぁと。
病気でもなんでもツライだろうけど。
事故は突然だし。
加害者が存在するし。

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